アメリカの白人至上主義と日本の差別意識

トランプ大統領の言動が
またまたメディアで話題になっている
今更という気持ちがしなくもないが
極端で目立つのだから仕方ない

大統領になる前から「アメリカ・ファースト」って
何の躊躇いもなく言い放っているんだから
(言い方悪いけど)昔ながらのアメリカ人なら
標準装備の思考回路だろう

改めて騒いで驚くことではない
彼にとっては至って普通で当然なのだ


一方日本

前回LGBTの事について
遠巻きながら触れた

何でもかんでも「差別」にするな
https://herido.hateblo.jp/entry/2018/08/12/144806

日本では差別の話題ってのは波があって
一時したら徐々に沈静化する
また暫くしたら事象と共に熱を帯びる
本当に打ち寄せる波の如くだ

今回の件だってまさにその通りだ


ここからはオレの個人的意見

日本では「差別」という言葉に対して
過剰な程の偏見を持っている

多分オレも例に漏れていない
自身の場合について深く考えたことがないが
過去を振り返ってもおそらくそうだ

こういう話になると大抵
「教育が…」「社会が…」「文化が…」「人種が…」と
色々なものに原因をこじつけて
とにかく批判したがる奴らが出てくる

アホかと

そんなものが原因なら
国が予算と本腰入れて数年やれば
大部分が解決に向かうだろう

じゃあ何故それをしないのか

差別は人類が持ち合わせているそもそもの性質で
本当に差別を根絶するためには
遺伝子レベルの方法でしか解決策は無い
そう考える方が自然だ

そもそもが無理なのだ

アメリカに白人至上主義があるように
日本には村八分がある

日本人は枠内でスタンダードを設定する

例えば
出身地・国・出身校・仕事・家系等の外的要因
身体的特徴・性格・趣味嗜好等の内的要因

それぞれで分けられ
内側を支え合い
外側を批判し
外れた者は追い出される

アメリカだろうと日本だろうと
結局は同じ事をしているのだ

「白人が1番偉い」とホワイトハウス前で叫ぶのと
「差別反対」と国会議事堂前で叫ぶのと
違いなんて見当たらない
要は外側に不満を持つ内側の主張だ


間違えてはいけないのは
別にオレは差別を容認する訳では無い
出来ることなら無い方が良い

ただ
立ち位置や視点を履き違えて
当事者でもない奴が分かっているかのように
無駄に反対だけを叫ぶのはおかしいと思う


先にも書いた通り
現状をいきなり変えるのはかなり難しい
それでもほんの少しずつだが
変化となるきっかけみたいなものは見えている

生物の進化に途轍も無い時間を要した様に
この問題も時間の経過と共に
少しずつ軸が動いていくのかもしれない